（ネタバレあり）デスノート映画版

見てきましたよ、劇場版デスノート、前編。
いやぁ、面白かった。
さすが金子監督ですよ。
あの雰囲気をうまく再現しつつ、しっかりとエンタメイントとして仕上げてます。
金子監督の作品は、平成ガメラシリーズや、ゴジラ東京ＳＯＳなど、私の好みの作品が多いのでかなり期待してましたが、これは期待通りの出来かと。

音楽も非常にイイ。
シーンごとにマッチしたＢＧＭが盛り上げてくれますよ。
挿入歌はちっと私の好みにゃあわんかったが、それくらいかな。

続きはネタバレなので、折りたたむ。
未見でかつ見るつもりの人は見ないほうがいいです。
見てから映画を見て、「うわ、驚きがなくてビミョ」とか言われても私は責任を負いません。

さて、内容のほうは、基本的に原作の流れに沿いつつ変更点もチョロチョロ。
ライトがデスノートを手に入れる＆使う経緯は、原作よりこっちの方がいいなぁ。
世の中の腐ってる部分を直視し、六法全書を捨てるライト。そこで目に入るデスノート…

ライトが始めから大学生な分、こちらのほうが重みがある感じでグーですね。

ラストの展開もかなり驚かれましたよ。原作にはない展開だったし。南空さんをそう使うとはねぇ…
原作の、「南空さんは本当に死んだかどうかわからないあの終わり方がいい」という人にはアレかもしれないですけど、私的にはすごいよかったと思った。

最後の竜崎が例のポテチと同じヤツの袋を抱えてでてくるのは、「まだお前を疑ってるんだぞ」というのを無言でアピールしてる感じでいいね。

後編で終わりにする以上、原作と同じ展開ではムリだろうから（多分、所有権放棄→記憶無くなる、とかは、わかりづらいからやらないと思うし）、ミサがどう関わってくるかなど、気になる部分が山ほどありますねぇ。
第二部部分の再現はムリとして、最終的に、原作どおりＬが死亡して終わりだと、すごーくブラックな終わり方になりますしねぇ。
ライトが最終的に生き残るかどうかが気になるところ。原作ラストの「死にたくない！」は、それまでの過程のグダグダ感を差し引いてもいい叫びのシーンだったと思うので、あれが再現されるのか？というのは気になるなぁ。

にしてもキャストが豪華だなぁ。
藤原竜也はかなりハマリ役だと思う。ハンサムで、頭はいいが、幼稚なところがある…というライトのキャラにばっちり。

とにもかくにもいい作品だと思います。
後編に期待。